「村八分のままがいい」ネットも通じない宿で考えた本当の地方移住

「その土地の人間になろうと思っても無理」

影山 遼

「苫屋」の玄関。重みのある引き戸をあけると、囲炉裏の煙が香る=2020年11月、岩手県野田村 、御船紗子撮影

ネットも電話も使わず、手紙でしか予約できない岩手の宿「苫屋(とまや)」。現代では珍しいスタイルの宿と、オンラインでつないで、地方への移住や「便利」について考えました。「不便を解消してくれる便利はありがたいけど、便利をもっともっとと言うのはどうかな」。新型コロナウイルスで価値観が見直される今、オンラインでつないだ「苫屋」の囲炉裏を囲みながら、本当に大事なことについて語り合いました。

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