「LGBTは周りにいない」と言う人へ 「地獄」を経験した当事者の思い

朽木誠一郎
朝日新聞デジタル企画報道部記者

大阪市民調査では、性的マイノリティーであるLGBTAの当事者に該当する人が「3.3%」いた一方、社会全体では「自分の周りにいない」と思う人が少なくありません。その理由の一つは性的マイノリティーへの誤解や偏見に由来する、カミングアウトの難しさです。

2019年の全国調査では、近所の人や同僚が同性愛者である場合は約3割が嫌悪感を抱くと回答、自分の子どもの場合は約6割に達しました。当事者にとって「打ち明けられない」社会は、どのような苦しみをもたらしているのでしょうか。最近になって親にカミングアウトした当事者の話を聞きました。(朝日新聞・朽木誠一郎)

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