「その髪色じゃ雇えない」アルビノの私が抱く「見た目採用」への疑念

「ふつう」と違う外見は、働く上で不利ですか?

雁屋優

これまで自明とされてきた、履歴書に顔写真を貼るという営み。それに異を唱える署名活動について知り、アルビノの雁屋優さんが考えたことを、実体験に絡めて語ってもらいました(画像はイメージ)

生まれつき髪や目の色が薄い、遺伝子疾患アルビノの雁屋優さん(25)には、長年抱いてきた悩みがあります。就職の面接で、外見に過度な注目が集まることです。「その髪色では雇えない」。企業の担当者からは、そんな理由で不採用にされ続けました。ところが最近、「履歴書から顔写真をなくそう」という趣旨の署名活動を知り、社会の変化を感じたといいます。容姿にこだわらない、平等な採用活動の実現に必要なこととは何か? 雁屋さんに、思いの丈をつづってもらいました。

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