暴力や支配は愛情ですか?元信者が思う「大人に性教育が必要な理由」

正しい知識が守る、わが子の未来

たもさん

子どもの意志を尊重し、自己肯定感を高めるには、大人への性教育が欠かせない――。元「宗教2世」の漫画家・たもさんが、そう考える理由とは?

誰かに愛されるため、従順でいなければいけない……。身近な大人から無条件に受け入れられないまま成長し、そんな思いを膨らませている人々がいます。恋人や配偶者から、支配や暴力などによって傷つけられても、それを愛情表現と思い込んでしまう。宗教団体元信者で漫画家のたもさんは、そんなアンバランスな関係性を乗り越えるため、「性教育が不可欠だ」と考えているそうです。性にまつわる知識を得るだけではなく、自分も他人も尊重する心を養うことができる。そんな意義について、実体験を交え描いてもらいました。

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