「必ずや成し遂げていく」と言った結果は…憲法改正、2014年の異変

安倍前首相の熱意が響かなかった理由

○○の世論
朝日新聞世論調査部

ブルーインパルスの練習機のコックピットで親指を立て、上機嫌の安倍晋三首相=2013年5月12日、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地

9月に退陣した安倍晋三前首相は、憲法改正を「必ずや成し遂げていく」と強い意欲を示してきました。「憲法にしっかりと『自衛隊』と明記し、違憲論争に終止符を打つ」「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と改憲の中身や、期限も具体的に示して、改憲議論を主導しようとしました。その7年8カ月の第2次安倍政権下で、国民の改憲への機運は高まったのでしょうか。(朝日新聞記者・藤方聡)

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