「子なし夫婦はまともじゃないの?」令和も続く「生産性」という呪い
平成最後に起きた「炎上」が示す「社会の主流」から弾かれる不安
令和の時代も続く「生産性」という「呪いの言葉」、背景にあるものは? ※写真はイメージです
平成最後の年、世の中を騒がせたのが現職の国会議員による「LGBT」と「生産性」を結びつけた主張でした。ネットをはじめ、多くの人の反発を招いた背景には、「社会の主流」を押しつける「世間」への違和感がありました。「見捨てられる」ことの不安への煽(あお)りと、「劣った存在」があることで保とうとする自尊心。令和の時代も続く「生産性」という「呪いの言葉」の背景を読み解きます。(評論家、著述家・真鍋厚)