「3年ひきこもっても高校卒業できた」あの日、施設の迎えに応じた

「歩き方すら忘れた」若者に起きた奇跡

竹田 和博
富山総局

「自分のことを否定的に見てるのは、誰でもなく自分」と話すユウさん=2020年6月7日、富山市万願寺

不登校やひきこもりを経験した若者たちが、寝食をともにしながら自立を目指す富山市内の共同生活寮「ピースフルハウス はぐれ雲」、通称「はぐれ」には10代から40代までの約20人が暮らしている。寮生たちは、なぜはぐれに来ることになったのか。はぐれでどんな日々を送り、何が変わったのか。3年のひきこもり生活の後、高校を卒業した一人の男性の話を聞いた。(朝日新聞富山総局・竹田和博)

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