腕切り落とす「アルビノ狩り」共感できずとも重ねた「排除への不安」

国境を越えた交流から、学べたことがある

神原 由佳

筆者の神原由佳さん(左)は2年前、「東京アルビニズム会議」に参加。南アフリカの当事者リーダー(右)と記念撮影した

黒人なのに白い肌で生まれたため、身体を切断され、殺される。標的にされているのは、アフリカで生まれた遺伝子疾患のアルビノの人たち。この「アルビノ狩り」と呼ばれる事件について、日本で暮らすアルビノの神原由佳さん(26)は「リアルに感じられない」と言います。一方、「ふつう」ではない見た目ゆえに抱いてきた生きづらさと、海外の当事者が抱える痛みは、どこか重なる部分も。13日はアルビノへの暴力、差別、偏見をなくすために、国連が定めた「国際アルビニズム啓発デー」。神原さんが2年前に、事件の被害者らとの交流から学んだことをつづります。

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