「自己啓発本、まるで風俗」 200冊読んだ猛者が行き着いた結論

成長が求められる社会で、自分を見失わないため必要なこと

神戸 郁人

人生の心構えを説く「自己啓発本」。多くの示唆を与えてくれる一方、心の隙間を満たすがゆえに、はまり込んでしまう人も少なくありません。今回、その一人に話を聞きました

福岡県在住の男性(29)には、「自己啓発本」を読みふけった過去があります。人生が立ちゆかなくなったとき、たまたま手に取ったビジネス書。つづられていたのは、前向き思考の大切さなど、仕事で成功するためのメッセージでした。しかし思うように成果が出ず、心のバランスを崩したとき、その内容に違和感を抱いたそうです。「まるで、手軽に欲求が満たせる風俗のようだった」。あえて強い言葉で、そう表現する理由とは? 成長が求められ続ける社会で、自分らしく生きる方法について考えます。(withnews編集部・神戸郁人)

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