「仏像甘茶かけ3万回」動画中継したお寺の奇跡「まるで深夜ラジオ」

顔も名前も知らない人と結んだ「縁」

神戸 郁人

「花まつり」の甘茶かけ用仏像前で、「アミダッシュ」と書かれた半紙を掲げる、永名寺の松崎智海住職。前代未聞のチャレンジの舞台裏について、取材しました

お釈迦(しゃか)様(ブッダ)の誕生日で、「花まつり」とも呼ばれる4月8日、あるお寺のツイートが注目を集めました。リツイートの数だけ、仏像に甘茶をかける。そんな内容を投稿すると瞬く間に拡散。何と3万回を超えたのです。約束を果たすため住職がひたすら甘茶をかける動画を配信したところ、視聴者との不思議な縁が生まれました。コロナウイルスの影響で、誰かとのつながりを実感しにくい中で、反響を呼んだ今回の企画。住職の話から、時や場所を越え人と人を結びつける、仏教本来の機能について考えます。(withnews編集部・神戸郁人)

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