離婚、退職 恋にも溺れ…「占い師」を頼った私が家族と向き合うまで

心の寂しさを埋めたのは、スピリチュアルの言葉

神戸 郁人

占いを始めとした「スピリチュアル」が、少なくない人の心をとらえています。背景にあるものを探りました。

首都圏在住の女性(52)は、人生のままならなさに打ちのめされてきました。子育てのさなかに経験した離婚。上司の圧力に悩んだ末、職場を離れた過去。「誰かに助けて欲しい」と、恋愛にも溺れました。追い込まれた末に出会ったのは、占い師を名乗る人物です。運勢を見てもらうだけでなく、高額な授業料を支払い、師事した時期も。いわゆる「スピリチュアル」の世界に浸る日々を経て、女性は家族への思いに気付いていきます。彼女のこれまでを振り返ると、自らを超えた存在に頼ろうとする、心の動きが見えてきました。(withnews編集部・神戸郁人)

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