小3の私が作文帳に書いた「虐待SOS」学校は見抜いてくれなかった

天野彩
朝日新聞記者

羽馬さんが小学生の頃につけていた作文帳。姓は、最初の義父のもの。羽馬さんはこれまで、母の離婚と再婚などにより6回姓が変わっている

子どものときに母親と義父たちから虐待を受けてきたことを実名で公表している羽馬千恵さん(36)は最近、小学3年生のときにつけていた作文帳を見つけました。この作文帳を読み返し、羽馬さんは「SOSを私なりに表現しているけど、担任には全く伝わっていない」と感じたそうです。「子どもの言葉でSOSを伝えるのはすごく難しい」。羽馬さんの経験から、子どものSOSに気づくために必要なことを考えます。(朝日新聞北海道報道センター記者・天野彩)

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