「後悔とかはない」海を越えて生きる友達が教えてくれたこと

「こうでなければ」という期待にこたえようとして、生きづらさを感じている女性たちに届けたい、小さなお話です

堀内京子
朝日新聞記者

昨年10月、病室で同学年の韓国人女性と隣りあいました(写真はイメージ)

街なかや職場で、外国人と隣り合うことは、もう珍しいことではなくなっています。そう、病院でも。1年前、病室で私の隣のベッドにいた女性は、日本で結婚し、子育てや仕事をして生きてきた、“同学年”の韓国人でした。日本に来た決断を後悔しないと言う彼女とつきあいながら、気がつくと自分も、国を越えて人生を切り開くのも選択肢の一つと、ポジティブに考えるようになっていました。日本の社会、そして自分の中の「こうでなければ」という期待にこたえようとして生きづらさを感じている女性たちに届けたい、小さなお話です。

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