「本当に学校は必要ないの?」不登校経験者に向き合う校長の問い

山根久美子
朝日新聞大阪社会部記者

西成高校の山田勝治校長

 「学校へ行くのがしんどかったら、無理して行かなくていいよ」。長い夏休みが明ける頃、メディアではそんなメッセージが多く発信されました。その言葉は、学校現場ではどのように受け止められたのでしょう。もうすぐ冬休み。多くの生徒が小中学校で不登校を経験しているという大阪府立西成高校の山田勝治校長(62)は、「社会のシステムを大人が変えなくちゃいけない」と語ります。

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