自衛隊が「見せる」ぎりぎりの世界 荒天をつき種子島で離島奪回訓練

藤田 直央
朝日新聞編集委員

離島奪回訓練で黒煙を上げ、荒れる海へ次々と発進する陸自の水陸両用車AAV7=11月14日午前、太平洋上の海自輸送艦「くにさき」艦内。藤田撮影

2年に一度の陸海空自衛隊による実動統合演習が11月に全国各地であり、離島奪回訓練が鹿児島県の種子島で報道陣に公開されました。強風、高波の荒天をついて、沖合の艦艇から発進した水陸両用車が続々と上陸。そこまで見せつける背景には、中国への変わらぬ警戒感とある狙いがありました。(朝日新聞編集委員・藤田直央)

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