リングに崩れ落ちた13歳の少年 危険と引き換えに闘い続けた現実

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

試合中に倒れ、亡くなったアヌチャー・タサコ君。育ててくれた祖父母を慕っていたという

昨年、タイの伝統格闘技、ムエタイの試合で13歳の少年選手が亡くなりました。打たれたパンチによる脳への衝撃が死因でした。5歳で競技を始め、174戦目の試合。「危ないから」と家族から止められながらも、彼にはムエタイをやめられない理由がありました。(アジア総局員兼ヤンゴン支局長・染田屋竜太)

続きを読む