いじめ・停学を「次」につなげて……登山家・野口健さんのくじけ方
野口健さんは「『していい無理』と『してはいけない無理』がある」といいます
ヒマラヤ登山の写真を背景に、経験を語る野口健さん=8月9日、東京都渋谷区、迫和義撮影
登山家として国内外を舞台に活動を続ける野口健さん(46)には、幼いときにいじめられた過去があります。高校時代には停学になったことも。世界最高峰へのチャレンジも実は2回失敗していますが、「必ずしも失敗はだめなことではない」と語ります。講演会で話す8~9割が失敗談という野口さん。山という自分の居場所を見つけるまでに経験した「落ちこぼれ」の過去と、いま伝えたいことを聞きました。