「9月1日」樹木希林さんが語りかけたこと 娘が明かした病室での涙

俳優の樹木希林さんが、亡くなるわずか2カ月前、生きづらい若者たちに向けて送ってくれた1枚のファクス。どんな思いで、あのメッセージを書いてくれたのか。長女で文筆家の内田也哉子さんが、「繰り返し何かに語りかけていた」という樹木さんの想いを教えてくれました。

松川希実
朝日新聞記者

亡くなる2カ月前の昨年7月末、編集部に樹木希林さんから送られてきたファクスに、託されていた想いは。

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2018年9月15日、75歳の人生に幕を下ろした俳優の樹木希林さん。亡くなるわずか2カ月前、樹木さんはwithnews編集部に、生きづらい若者たちに向けて1枚のファクスを送ってくれました。どんな思いで、あのメッセージを書いてくれたのか。直後の様子を間近で見ていた人がいます。長女で文筆家の内田也哉子さんです。病室で涙をこらえながら「繰り返し何かに語りかけていた」という樹木さん。聞けなかったファクスへの思いを、「9月1日 母からのバトン」(ポプラ社)を今月出版した内田さんが教えてくれました。

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