漫画家の押見修造さん 強みになった「引きずっている思春期」

金澤 ひかり
朝日新聞記者

『惡の華』1巻の表紙

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』や『惡の華』など、揺れ動く思春期の心を描いた作品の映画化が相次ぐ漫画家の押見修造さんは「今も思春期を引きずっている」と話します。「自分から避けたわりには、 寂しかった」という学校生活。ぐちゃぐちゃの感情に向き合うための「居場所」が漫画を描くことでした。「なんで自分はこんな目に合わなきゃいけないのか、と思う時が逆にチャンス」という押見さんに、「邪魔でしょうがない」感情との向き合い方を聞きました。

続きを読む