椎名林檎が感じた「時代の切実さ」新作までの5年、待ち焦がれた40代

坂本 真子

椎名林檎さん=2019年5月13日、東京・神宮前、伊ケ崎忍撮影

昨年デビュー20周年を迎え、40歳になったシンガー・ソングライターの椎名林檎さん。5年ぶりのオリジナルアルバム「三毒史」を、デビューからちょうど22年目にあたる5月27日に出しました。1曲単位で楽しむストリーミングが広まる中で発表した骨太のアルバム。同時にSNS時代を意識した「この子一人でいい」という聞き手への思い。人間の「生」と「死」を描き続けてきた彼女が、40代を迎えて何を感じたのか。新たな「覚悟」を聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・坂本真子)

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