「地域に認められるまで10年」 障害児の就学で感じた「親の責任」

岩崎 賢一
朝日新聞VMエディター

指先が上手に使えない障害を体験するため、軍手を二重にしておりがみを折ってみる。「葛飾キャラバン隊SUN RISE」ではこんなことを通じて啓蒙しています=東京都葛飾区

 障害を持っている子どもでも、地域の小学校の通常学級で学ぶことがあります。親が希望するだけでなく、教育委員会や学校との就学相談で勧められることもあります。インクルーシブ教育への一歩ですが、親が一緒に登校することを求められる人もいれば、ケースワーカーが学校との間に入ることで互いの理解が深まることも。3組の家族の経験から、通常学級で障害児が一緒に学ぶ環境について考えます。

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