AIRWALKのシャカシャカパンツ「まだ本気出していない感」の呪縛

あの頃みんな持っていた、ナイロン素材のシャカシャカパンツ。

野口みな子

AIRWALKのロゴ

 シャカシャカ…シャカシャカ……。歩く度にこすれる音が特徴的な、七分丈のナイロン素材のパンツ。そのはきやすさや90年代の「ストリート系」の流行から、よく身につけていたという人も多いのではないでしょうか。小学生だった私が、特に目にしていたのが「AIRWALK」です。あの七分丈が醸し出す「まだ本気を出していない」感。それを本気で求めた酸っぱい記憶。そんな「AIRWALK」、今はどうなっているのか。「横乗り系」ファッションの栄枯盛衰を追いました。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子=平成元年・1989年生まれ)

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