ツリーが見られない子どもたち…病気と闘う「もう一つのクリスマス」

岩崎 賢一
朝日新聞VMエディター

入院患者の子どもたちや付き添う親、病院スタッフ、地域の人たちが作った「おりがみツリー」=東京都世田谷区の国立成育医療研究センター

 全国から小児がんや難病の子どもたちが集まる国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)のロビーに、高さ7メートルの「おりがみツリー」がつるされています。病気に立ち向かう子、それを支える家族らが折った約5000枚。実は、メッセージの多くは、自分の回復よりみんなの回復を願う言葉です。今、病院のスタッフがサンタクロースに願うのは、子どもたちに一つ一つの想いがつながった大きなツリーを見てもらうこと。病棟で過ごす子どもたちを思う「もう一つのクリスマス」を追いました。

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