「自分らしい人生」って?「エモい障害者アート」映画から考えてみた

神戸 郁人

「やまなみ工房」のメンバー、吉川秀昭さん。彼が生み出す作品は、世界中の人々を魅了している

 自分らしく生きることは難しい――。そんな「お決まり」の障害者イメージを打ち崩すドキュメンタリー映画が公開されています。主人公は、一心不乱に絵や粘土細工を手がける知的・精神障害者たち。画面にはじける情熱から生まれた作品は、「エモさ」満載です。作中では登場人物たちの日常も描かれ、等身大の人間の姿を伝えています。「頑張ってはいない。好きなことを続けているだけ」。そう関係者が評する「障害者アート」の今に触れた記者が、人生のあり方について考えてみました。(withnews編集部・神戸郁人)

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