「記者に書類を渡し、逮捕しろ」警察官も証言した〝仕組まれた事件〟

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

懲役7年の実刑判決を受けた、ロイター通信のワローン記者(中央)。逮捕直後から一貫して無実を訴えている=2018年9月、ミャンマー・ヤンゴン

 ミャンマーで今年9月、ロイター通信の地元記者2人が、国家機密に触れたという理由で懲役7年の刑を受けました。2人は少数派のイスラム教徒ロヒンギャに対するミャンマー国軍の殺害行為を取材中でした。最初から仕組まれていた可能性が持ち上がっています。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太)

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