中国地方をローカル線で一周「#鈍行チャレンジ」豪雨を経て願うこと

豪雨を経て、感じた鉄道の大切さ。またあの旅に出たい。

高橋俊成

「広島市内→広島市内」と印字された切符

 「ローカル線を乗り継いだら、1日で中国地方を一周できるかなあ」。旅のきっかけは、何げない先輩記者(38)の一言でした。入社1年目の私(24)は、鉄道に乗って楽しむのが好きな「乗りテツ」。「身を持って証明してみたい」という気持ちが抑えられず、忙しい仕事の合間をぬって、先輩と18時間におよぶ旅に出ました。その直後、楽しい思い出が詰まった路線の一部は、西日本豪雨で甚大な被害を受けました。豪雨から3ヶ月、もう一度あの景色を見ることを夢見て、旅を振り返ります。(朝日新聞広島総局・高橋俊成、松崎敏朗)

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