「納棺師」それでも続ける理由 死は「けがらわしい」ものじゃない

数珠を持たせる「納棺師」の鳥羽みゆきさん

 映画「おくりびと」で、夫の職業が納棺師だと知った妻が「けがらわしい」と手を振り払う場面がある。同じ納棺師として働く富山市の鳥羽みゆきさん(43)も、高齢の遺族の家へ納棺で訪れると「この人はなぜ、こんな仕事をしているんだ」という目で見られることもあるという。多くの死に接してきた鳥羽さんに、それでも納棺師を続ける理由を聞いた。(朝日新聞富山総局記者・吉田真梨)

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