「きちんと産めなかった」悩む女性 出産縛る「呪い」どう向き合う?

 都会や大病院を中心に、無痛分娩(ぶんべん)を選ぶ人も珍しくなくなってきました。一方で、出産には「腹を痛めてこそ愛情が湧く」など、綿々と続く価値観が根強く残っています。周囲の価値観や思いに縛られ、「きちんと産めなかった」と自分を責めてしまう女性たち。お産のトラウマにどう向き合うか探りました。

平成家族

「妊娠前はひとごとだった陣痛が、妊娠すると必ず訪れるものに変わり、怖くなった」と話す女性(写真はイメージ=PIXTA)

 出産もこだわって、「産み方」を選べる平成時代です。都会や大病院を中心に、無痛分娩(ぶんべん)を選ぶ人も珍しくなくなってきました。一方、出産には「腹を痛めてこそ愛情が湧く」など、綿々と続く価値観があり、「出産格差」という言葉も。周囲の価値観や思いに縛られ、「きちんと産めなかった」と自分を責めてしまう女性もいます。出産の経験にどう向き合っていけばいいか。母親や医師たちを訪ねました。

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