メガバンクを3ヶ月で辞めた東大生 「日本型雇用慣行」への違和感

篠 健一郎

メガバンクは人員規模縮小や、店舗削減・機能効率化を相次いで打ち出している=東京都内

 東大卒、留学も経験してメガバンクに昨春入行しましたが3ヶ月で退職を決めた東京都に住む20代の男性がいます。職場は決して「ブラック」ではなかったと言います。しかし、「定められたルールを忠実に回していくこと」「電子化されるであろう紙での仕事の多さ」、そして「辞令一つでどこかに行かなくてはいけない転勤」をきっかけに、辞表を出しました。男性の決断からは若者が抱く「日本型雇用慣行」への違和感が見えてきます。

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