20キロ先の「住めない故郷」とサボテン パレスチナの長老が願うこと
「近いけれど遠い場所なんです」と話しながら、生まれ故郷のベイトスール村で思い出にふけるパレスチナ人のアリ・ムハンマドさん=2018年4月18日、杉本康弘撮影
約20キロ先に生まれ故郷があり、いつでも行くことができるのに、住むことはできない。そんな人たちが中東のパレスチナにいます。イスラエルの建国で故郷を追われて70年、ふるさとを思う気持ちは消えることがありません。(朝日新聞テヘラン支局長・杉崎慎弥)