「帰宅は朝5時」から一変、バリキャリが選んだ「ひとり出版社」

その女性は数年前まで、つけまつげにネイル、ヒョウ柄の服を着て、「ブイブイ言わせていた」編集キャリアウーマンでした。今は、下町の商店街から少し奥に入った古民家で「ひとり出版社」を営みます。

ソロジャーの時代

「センジュ出版」を立ち上げた吉満明子さん

 その女性は数年前まで、つけまつげにネイル、ヒョウ柄の服を着て、「ブイブイ言わせていた」編集キャリアウーマンでした。帰宅時間は朝の5時、新刊本を毎月のように手がける日々でした。今は、下町の商店街から少し奥に入った古民家で「ひとり出版社」を営みます。出迎えてくれた時の服は素朴な水玉のワンピースに、ナチュラルメイク。会社は黒字になりましたが自分の給料は「ほとんど出ていない」という現実。それでも「ジリ貧だからこそ出会える人がいる」と語ります。大手から飛び出し「小商い」のフリーランスを選んだ理由について聞きました。

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