「パレスチナの声聞け」トランプ発言に怒り 河野外相「けがの功名」

藤田 直央
朝日新聞編集委員

イスラエルが占領する東エルサレムで、トランプ米大統領の発言に憤る書店経営のパレスチナ人、アフマドさん親子。日本国際ボランティアセンターのスタッフが撮影した

 キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地が集まるエルサレムを、トランプ米大統領が「イスラエルの首都」と宣言しました。ユダヤ人国家イスラエルと、イスラム教徒が大半のパレスチナの共存を探る中東和平問題。エルサレムはどこの首都かについてイスラエルに加担したトランプ氏の発言に、抑圧が続くパレスチナから怒りの声がやみません。両国を訪れた河野太郎外相も火消しに努めますが……(朝日新聞専門記者・藤田直央)

続きを読む