組み体操で後遺症「先生を反面教師に生きていく」裁判決意させたもの

巨大な8段のピラミッド 。大きな事故につながる可能性がある組み体操の見直しの動きが広がっている

 東京都世田谷区の小学校で、運動会に向けた組み体操の練習で転倒し、後遺症が残った中学校の男子生徒が区などに損害賠償を求めた裁判で、和解が成立しました。スポーツや体育活動での事故を取材していると、学校がそれに向き合おうとしない姿勢が、当事者を傷つけることが少なくありません。このケースも、男子生徒や両親が怒りを覚えたのは、学校や先生の対応でした。(朝日新聞スポーツ部・中小路徹)

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