ミャンマーにある「信じられない看板」反イスラムが消えない理由
「ここは仏教徒の村」「我々は正直で、宗教的に優れている」「純粋な仏教徒の村でなければならない」などと書かれた看板。最大都市ヤンゴン管区の村で見つかった
「トラにはえさを与えるな。イスラム教徒には土地を与えるな」。仏教徒が9割近くを占めるミャンマーには、こんな看板を掲げた村があります。実は、数多くの「イスラム教徒お断りの村」があるのです。60万人以上が難民となり、「民族浄化だ」と非難されているロヒンギャの人びともイスラム教徒ですが、問題はそれだけではありません。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太)