ミャンマーで死んだ日本人ジャーナリスト 10年前に何が起きた?

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

銃で撃たれ、倒れる長井健司さん=ロイター

 10年前、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、日本人ジャーナリスト、長井健司さん(当時50)が銃で撃たれて亡くなりました。軍事政権への反対運動を取材している最中でした。遺体の状況や目撃証言から、明らかに至近距離から兵士に狙い撃たれたと思われますが、ミャンマー政府は「流れ弾に当たった不運な事故」という見解を変えていません。当時、そこで何があったのか。「その瞬間」を世界に伝えたカメラマンの証言とともに、現場から振り返ります。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太)

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