尖閣対立・反日デモ…政治に翻弄されても映画祭続けた中国人の12年

rong zhang

日中映画週間の仕掛け人の耿忠(コウチュウ)さん=10月26日、東京・有楽町

 上海国際映画祭と東京国際映画祭に合わせて、それぞれ相手国の映画を上映する「日中映画週間」が開始から今年で12年になりました。尖閣諸島を巡る対立など、日中間の政治状況から開催の危機もあっただけに、企画を手がける中国出身のプロデューサーは「苦労が多すぎて語りきれませんが、山田洋次監督をはじめ、映画界の先輩たちに助けてもらいました。観客にも支えてもらって、本当に感謝です」。時に逆風にさらされながらも、映画を通して続けてきた日中交流の12年間を聞きました。

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