「政治に音楽」持ち込んだら本当にダメなの? 政治学者の違和感

河村 能宏

自民党県連前に張り出された「政治って意外とHIPHOP」と書かれたポスター(左)が、今夏「政治と音楽」論争を引き起こした

 音楽に政治的トピックが絡むと、ハレーションが起きる――。SNS上では、もはやお約束とも言える現象。最近では自民党新潟県連が「政治って意外とHIPHOP」というポスターを作ったところ、批判が相次ぎました。政治学者の岡田憲治・専修大学教授は「政治と音楽は『表現する人間の行為』という点で地続き」と言います。毎回起こる「音楽と政治」の騒動、政治学の視点から見た「違和感」について聞きました。

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