「石打ちの刑、見に行かない?」イスラム国が作った「恐怖の教科書」

朝日新聞国際報道部

IS支配下のモスルで、ISの教育を受けさせられた10代の少年。避難先のイラク北部アルビル郊外のキャンプ内にある学校で、後ろ姿だけの撮影に応じた=2017年6月16日、杉本康弘撮影

 自らを「国家」と言い張る過激派組織「イスラム国」(IS)は、教育も独自のやり方で行いました。教科書を新たにつくり、算数で「小銃」「弾倉」「戦闘員」といったことばを例題に、英語では「不倫をしたカップルの石打ちの処刑があるんだけど、見に行かない?」という例文を載せていたといいます。解放された住民の証言をもとに、その手法を探りました。(朝日新聞国際報道部)

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