日報問題、「運命の会議」の謎に迫る 稲田氏・背広組・制服組の暗闘
防衛相として最後の記者会見をする稲田氏=7月28日午前、東京都新宿区の防衛省
南スーダンPKO(国連平和維持活動)の「日報」をめぐる防衛省・自衛隊の大混乱は、稲田朋美防衛相が辞任する事態に発展しました。一体何が起きていたのか。元検事がトップの防衛省・防衛監察本部による特別防衛監察の結果と、これまでの取材を重ね合わせながら、考えてみました。すると、大臣、「背広組」(防衛官僚)、「制服組」(自衛官)という、この役所特有の三者三様の立場が影を落とす構図が見えてきました。