被災地でドローンを飛ばすということ「戦慄の風景」と「未使用写真」

真上からの視点はドローンならでは。石巻市で水道工事業を営む黒澤健一さんが震災発生の翌月、自宅兼店舗跡に書いた文字は現在もくっきり残っていた=宮城県石巻市、越田省吾撮影

 東日本大震災から6年が経ちました。朝日新聞のカメラマンが所属する映像報道部では今年、東北の被災地取材では初めての試みをしました。ドローン(小型無人飛行機)による撮影です。津波と同じ高さから伝わってくる戦慄。同時に感じた「物足りなさ」。ドローンを飛ばして考えた被災地報道を振り返ります。(朝日新聞映像報道部・越田省吾)

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