稀勢の里、“騒がれない”来場所がチャンス? 「存分に開き直れ!」

阿部 健祐
捨てる神あれば、拾う神あり。

塩をまく稀勢の里=2016年9月12日、時津剛撮影

 大関・豪栄道が初優勝した大相撲秋場所から一週間。「綱とり」を狙えた大関・稀勢の里は10勝5敗で、横綱への道が遠のく結果に。毎場所、毎場所「今度こそ」と思わせるだけに、落胆の深さも大きい稀勢の里。なぜ、成績がふるわなかったのか? これからも期待していいのか? 約60年、相撲を見続ける元NHKアナウンサーの杉山邦博さん(85)は「蚊帳の外に置かれた立場で迎える来場所にいちるの期待を持っている」と語ります。

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