「誰か来いや!」 熊本地震、カメラマンが伝えたかった「日常」

動けなくなった軽自動車。近くにいた男性が「誰か来いや!」と叫ぶと、ボランティアの若者らが集まり、車を押し上げた=4月17日午後3時56分、熊本県益城町、加藤諒撮影

 熊本地震の発生直後、現地に入った朝日新聞のカメラマンは13人。連日、現地の状況を伝える写真が紙面に掲載されました。そして、膨大な数の「使われなかった写真」にも、被災地の人々の姿が記録されています。避難所で急きょ開かれた夜の上映会。めちゃくちゃになった自宅から見つけたボールを見つめる高校球児。弔いの花を供える女性。「アナザーカット」から見える熊本地震をお伝えします。

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