宇宙隔離ツアー「過酷な」生活 プライバシーなし、耐えたら38万円

宇宙飛行士のストレスを探るため、一般の人に隔離施設で共同生活してもらう実験。過去にこの施設での実験に参加した人が語る「過酷さ」とは。

鈴木康朗

実験が行われているJAXAの「閉鎖環境適応訓練設備」

 X線天文衛星「アストロH」打ち上げなど、日々、進化を続ける宇宙開発。宇宙に長期滞在する宇宙飛行士のストレスを探るため、一般の人に隔離施設で2週間共同生活してもらう実験が5日から始まっています。実験の舞台が宇宙飛行士選抜試験で使われた施設ということもあり、定員8人に対し4462人が応募。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の予想を大幅に上回るほどの注目を集めました。実験では、プライバシーがほぼない状況で、あえてストレスを生じさせるような作業も課されます。過去にこの施設での実験に参加した人が語る「過酷さ」とは……。

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