今回も当てた!ピース又吉の芥川賞と直木賞を的中させた「紙」予想

本に使われている「紙」に着目し、芥川賞・直木賞の予想をする紙のプロがいます。これまでの戦績や、今回受賞しそうな「紙」について聞いてみました。

梅本響子

前回の芥川賞・直木賞に続き、見事に「紙」から直木賞を的中させた、津田淳子さんのツイート

 夏と冬、年に2回発表される芥川賞と直木賞。前回の芥川賞では、お笑い芸人の又吉直樹さんと、受賞連絡前にデーモン閣下のメイクでカラオケをしていた、羽田圭介さんの受賞が話題となりました。きょう発表の第154回芥川賞・直木賞では、どのような作品が受賞するのか。本好きの人たちが思い思いに予想する中、本に使われている「紙」に着目するという、ユニークな受賞作予想があります。前回の芥川賞・直木賞では、「紙」を手がかりにして又吉直樹さんの芥川賞と、東山彰良さんの直木賞受賞を的中。今回の直木賞でも、青山文平さんの『つまをめとらば』を見事言い当てました。

 書籍化された作品に使われている「紙」から受賞作を予想する「本文用紙占い」をするのは、「デザインのひきだし」(グラフィック社)の編集長・津田淳子さん。デザインや印刷技術を紹介するだけでなく、実物見本がふんだんに盛り込まれた雑誌を作る、紙のプロです。今回の発表前に、津田さんに予想やこれまでの受賞作に使われた紙について伺いました。

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