これは「反日」映画なのか?捕虜虐待の軍曹役、MIYAVIの心境

「反日」批判から劇場探しも難航した映画「不屈の男 アンブロークン」。ミュージシャン、MIYAVIさんは、なぜ軍曹役を引きつけたのでしょうか?

藤えりか

映画「アンブロークン」に出演したギタリストのMIYAVIさん。苛烈な日本人軍曹役を演じた=米ロサンゼルス、鈴木香織氏撮影

 「日本軍の捕虜虐待を強調している」――。作品や原作に対するそんな反発が米国での公開前からネットを中心に広がり、日本での公開が一時は暗礁に乗り上げたアンジェリーナ・ジョリー監督の米映画「不屈の男 アンブロークン」。「反日」批判から劇場探しも難航したが、ようやく来年2月、まずは東京で公開されることになった。世界ツアーなどを重ねるミュージシャンのMIYAVIさん(34)が、捕虜に苛烈な態度をとり続けた実在の渡辺睦裕軍曹役をなぜ演じ、批判をどう受け止めたか。ロサンゼルスで語ってもらった。

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