イルカ追い込み漁の深刻さ 「弱すぎた英語発信」「五輪に悪影響も」

海外から批判されるイルカ追い込み漁。イルカ漁の映画作りを進める佐々木監督は「弱すぎた英語の発信力」や「東京五輪への悪影響」を指摘します。

母親のアーチにぴったりくっついて泳ぐカマイルカの赤ちゃん=2014年9月10日、大阪市港区の海遊館、筋野健太撮影

 イルカの追い込み漁をめぐり、日本動物園水族館協会(JAZA)が、世界動物園水族館協会(WAZA)から会員資格を停止された問題。海外の「残酷な漁」との批判に対し、国内の水族館からは「間違った考え」「合法的に行っている」など、反発の声も上がっています。クジラ漁やイルカ漁のドキュメンタリー映画の制作を進めている映画監督、佐々木芽生(めぐみ)さんは「イルカ漁がナショナリズムの象徴になっている。問題の深刻さを感じてほしい」と指摘します。

続きを読む