MENU CLOSE

ネットの話題

披露宴〝王道〟のケーキ入刀を「からあげタワー」に変えた妹に会場は

「ケーキ入刀」ではなく、からあげタワーの「コショウかけ」が、新郎新婦の〝初めての共同作業〟でした
「ケーキ入刀」ではなく、からあげタワーの「コショウかけ」が、新郎新婦の〝初めての共同作業〟でした 出典: 黒ヤギさんたら読まずに食べ太(@KuroyagiPixiv)さん提供

目次

結婚披露宴で盛り上がる場面といえば、「ウェディングケーキの入刀」ですが、SNSではケーキ代わりに、からあげを何重にも重ねて「タワー」にした演出に、注目が集まりました。投稿者に聞きました。

【PR】手話ってすごい!小学生のころの原体験から大学生で手話通訳士に合格

知らない世界線だね

話題になったのは、Xで妹の結婚披露宴の様子を報告した、黒ヤギさんたら読まずに食べ太(@KuroyagiPixiv)(以下、黒ヤギさん)の投稿です。

《昨日の結婚式にて

司会「次はお二人の共同作業!あまいあまーいアレといえば…!」

お、ケーキ入刀きたね

司会「そう、からあげタワーです!」

知らない世界線だね!?!?》

添付された画像には、野菜や花で彩りよく飾られた、12段におよぶ「からあげ」のタワーが。

この投稿には「時代を先取りしてる!」「やっぱりみんなからあげ好き」「2人の門出がアゲアゲになる」などコメントが付き、画像は25万件表示されています。

ケーキより、肉好きだったら

投稿した黒ヤギさんに話を聞きました。

ケーキが「からあげタワー」だと知ったのは、姉として参列した披露宴の当日でした。

もともと、新郎新婦ともケーキがそこまで好きではなかったことや、コース料理のデザートが4種類もあったこと、参列した友人たちに肉好きが多いことが考慮されました。

さらに、新郎新婦がからあげが好きで「からあげで何かしたい!」というのが決め手になり、ウェディングケーキを「からあげタワー」に変える、という粋な演出に至ったそうです。

予想外の計らいに、他の参列者は驚きつつも、大いに笑ってくれたそうです。

黒ヤギさんも「ほんとにびっくり」しましたが、そんな会場の様子を見ながら、思い出していました。

12段におよぶ「からあげ」のタワー
12段におよぶ「からあげ」のタワー 出典: 黒ヤギさんたら読まずに食べ太(@KuroyagiPixiv)さんのX投稿

しんみりする間もなく

もともと、面白い言動が多かった妹。そんな言動を「今日の妹」としてXに投稿して、楽しんできた黒ヤギさん。

からあげタワーには、その「妹らしさ」が詰まっていました。そして、それを妹の横で並んで笑ってくれるのは「素敵な義弟」。

「楽しい家庭になりそうで、なによりだなぁ」。そう、しんみりする間もなく、爆笑しながら感じていたそうです。

黒ヤギさんたら読まずに食べ太(@KuroyagiPixiv)さんのX投稿
黒ヤギさんたら読まずに食べ太(@KuroyagiPixiv)さんのX投稿

共同作業、ファーストバイトは?

気になる〝初めての共同作業〟ですが、こちらも「入刀」ではなく、「コショウかけ」に変えていました。

2人でペッパーミルを持ち、タワーにゴリゴリと振りかけるもの。もちろん、「ファーストバイト」も、からあげ。

さらに「〝利き〟からあげコンテスト」として、新郎の手作りからあげ、式場のシェフのからあげ、業務用からあげを食べて当てるイベントが行われ、黒ヤギさんも参加しました。

シェフ作はエレガントな味付けですぐ分かりましたが、迷ったのは、サクッとかための衣が印象的で、肉の味もしっかりついた、黒ヤギさん好みのからあげ。

「業務用は竜田揚げ」とヒントをもらっていたので、「これが業務用か。最近は相当レベルが高いなぁ」と感心していたところ、それが、新郎の手作りからあげだったとのことで、「間違ってしまったのが悔やまれます」。

びっくり演出ほかにも

SNSでの反響の大きさに、新婦である妹は大変驚きながらも、喜んでいたそうで、「たくさんの方からお祝いされているようでうれしかったのだと思います」と黒ヤギさん。

SNSでは〝王道〟にとらわれずに、巨大シウマイへの「入刀」や、ハンバーガータワー、みたらしだんごのタワーなど、披露宴のさまざまな〝演出〟が発信されています。

黒ヤギさんは「ケーキにこだわらず、自分たちらしい式ができるのは素晴らしいと思いますし、おすすめです」と、親族として見守ったユニークな披露宴を振り返ります。

「からあげタワー」で門出を迎えた妹に、こう願いを込めました。

「これからも楽しく面白く暮らしていってほしいですね」

※10月11日、情報を更新しました

関連記事

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます