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18金の都道府県ピンバッジ、作ったのは地図のゼンリン 銀もあるよ
企画の経緯を取材しました
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企画の経緯を取材しました
住宅地図帳や地図データベースで知られるゼンリン(本社・北九州市)。そんな会社が18金・銀製の47都道府県ピンバッジの受注生産を発表しました。企画の経緯を取材しました。
地図がデザインされた文具や雑貨を販売するゼンリンのブランド「Map Design GALLERY」。
各都道府県の形をした「47都道府県ピンバッジ」や、名産品や名所をイメージしたカラーリングが施された「街まち 47palette カラーピンズ」などを売っています。
その新たなラインナップが、18金・銀製の47都道府県ピンバッジ。
18金製は直径約1.4cm、重さ約4.5gで税込み9万9000円。銀製は直径約1.4cm、重さ約4gで税込み2万9700円です。
製造上の都合で受注個数に上限があるため、2回に分けて受け付け。
第1弾は、ゼンリン公式X(旧ツイッター)での意見募集で多くの票を集めた下記10道県です。
・1位=北海道
・2位=愛知県
・3位=兵庫県
・4位=神奈川県
・5位=埼玉県
・6位=青森県
・7位=福岡県
・8位=千葉県
・9位=群馬県
・10位=静岡県
「『47都道府県ピンバッジ』『街まち 47palette カラーピンズ』の人気を受けて、素材にこだわったプレミアムラインを企画しました」
そう話すのは、Map Design GALLERYのマーケティング担当・山口朋希さんです。
「スーツにつけたら職場で好評で、同僚との会話のきっかけになった」
「地元を離れる友だちにプレゼントしたら喜ばれた」
そんな反響を受けて、18金・銀製を企画。
18金のメインターゲットは50~60代男性で、社会で活躍するエグゼクティブ向けを狙ったといいます。
これまでのピンバッジは都道府県の形でしたが、今回はスーツやジャケットに着用した際にフォーマルな印象を演出できるようボタン形状に。
「直径も1.4㎝とかなり小さめに仕上げていますが、実際にスーツにつけてみると、少し離れていてもその輝きがしっかりと認識できます」
第1弾の10道県の中で9位だった群馬県。
「47都道府県ピンバッジ」「街まち 47palette カラーピンズ」のいずれでも売り上げ1位だっただけに、意外な順位となっています。
具体的な得票数については非公開とのことですが、1位争いは接戦だったそうです。
「過去の売れ行きを考えると、北海道、群馬県、福岡県は想定通りでしたが、人口の多い東京都や大阪府を抑えて、人口の少ない青森県がランクインしたのは意外だなという印象を持ちました」
新商品について山口さんはこう話します。
「価格は高めですが、その分、手に持った時に金や銀の重みもしっかり感じる、質感の高い製品に仕上がりました。イニシャルの刻印もできますので、ぜひこの機会にご検討いただければと思います」
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