ネットの話題
「目から鱗」バターの保存方法 銀紙をクシャクシャにしなくていい?
「この手があったか」とSNSで話題です
銀紙をクシャクシャにせず、バターを保存する方法があるーー。SNSに投稿された1枚の画像が話題になりました。ユーザーからは「この手があったか」「ここ最近で一番有益な情報」といった反応が寄せられています。10年以上乳業メーカーに勤務するという投稿主に話を聞きました。
「銀紙を剥がさずに真ん中から切って、残りは断面をくっ付けると表面が酸化せずに最後まで美味しく食べれますよ〜」
そうX(旧ツイッター)に投稿したのは、乳業メーカーに10年以上勤務し、チーズを中心に商品開発を担当するチーズの牛さん(@umomousio)です。
添付の画像には、「使う分だけ真ん中を(包丁で)切る ※銀紙ははがさない」「断面をくっつける」、切り出したバターは「銀紙をはがして使う」という一連の流れが自作のイラストで描かれています。
投稿には「はやく聞きたかった!!!」「目から鱗」「参考になる」などとコメントが寄せられ、4万近い「いいね」がつきました。
「ここまで大きな反響があるとは思っていなかった」と驚くチーズの牛さん。「もう少し丁寧にイラストを描けば良かった」と苦笑します。
ユーザーの中には、銀紙をクシャクシャにしているという人や、ラップに包んで保存しているという人もいました。
チーズの牛さん自身も、「バターの銀紙包装は使いづらい上に、1度開けると表面が乾燥してしまうので、もう少し便利になるといいのに」と感じていたそうです。
以前からSNSに投稿した方法でバターを自宅保管することはありましたが、「夏場など比較的バターの登場頻度が少ない季節は、小分けにカットして冷凍する場合もある」といいます。
細く切ることが難しかったり、うまく切れず銀紙の破片がバターに付着してしまうことがあったり、メーカーによってはカットする想定をしていない銀紙もあったり、状況に応じて判断することを勧めています。
「用途や使用量、頻度によっては、ラップを使ったり冷凍したりしたほうがいい場合もあると思うので、あくまで一つの方法くらいに思ってください」
ただ、バターだけでなく、ようかんやカートンタイプのチーズなどほかの食品にも応用できる切り方なのだそうです。
「小さい頃から乳製品が大好き」というチーズの牛さんは、「牛乳をはじめとして、『ほっ』とできるおいしさが1番の魅力かな」と話します。
「牛乳をそのまま飲むだけでなく、バター、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームと幅広いおいしさがある一方、ほかの素材との組み合わせで料理をより引き立てる役としても優秀です」
それだけではありません。
「世界的に見ても様々な地域でその土地の酪農と結びついて、それぞれ独自の食文化を形成しているのもおもしろい。また、カルシウムやたんぱく質など栄養的にも優れていることも魅力かと思います」
寒い季節、ホットミルクが飲みたくなる日もあります。みなさんも、乳製品で「ほっ」とする時間を楽しんでみてください。
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