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鎌倉の大仏、中はサウナ状態…酷暑で胎内拝観中止「安全確保が困難」

鎌倉の大仏
鎌倉の大仏 出典: 朝日新聞社

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連日、全国で猛暑日を記録するなど暑い日が続いています。7月の連休中には、東京ディズニーリゾートでも暑さのため、パレードと一部のショーが中止になりました。実は、こんな場所でも暑すぎて観光ができなくなっているところもあります。

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8月は終日、胎内拝観中止

全国で梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。

毎日、「猛烈な暑さ」「40℃に迫る」「熱中症に注意」「できるだけ外出を避けて」といった暑さに関するニュースも飛び交っています。

夏休みも始まり、お出かけすることも増えますが、注意が必要です。気温が高すぎて、観光が中止になるところも出てきています。

鎌倉の大仏として親しまれている高徳院(神奈川県鎌倉市)の国宝銅造「阿弥陀如来坐像」。大仏の中に入ることができる「胎内拝観」も観光の目玉ですが、今年の夏は暑さのため、拝観を制限したり、中止したりするそうです。

扇風機やクーラーなし サウナ状態に

高徳院のHPには、「昨今の気温上昇に伴い、拝観者さまの安全を鑑みて7月1日より夏季の胎内拝観を制限させていただくこととします」とのお知らせがアップされています。

実際に訪れた人が、「拝観を制限している」という貼り紙があったことを投稿しているツイートも話題になっていました。

高徳院によると、7/1〜7/31は午前8時〜12時は拝観OKですが、「胎内設置の温度計が示す数値が、拝観者の安全を確保できないと判断した時点で受付時間内に関わらず中止」とするとしています。

また、8/1〜8/31は「高温が予想されるため終日拝観受付を中止」とのことです。

鎌倉の大仏の胎内拝観は、コロナの影響で一時的に中止していましたが、今年3月から拝観を再開しています。コロナ禍前も今回のように胎内拝観を中止することはあったといいます。

担当者によると、大仏の胎内には温度計があり1時間おきに確認をしているが、特に何度以上になれば中止となると決めているわけではない、ということです。

特に今年は5月ごろから暑い日が多く、6月にも急きょ拝観を中止することはあったそう。

担当者は「大仏は銅でできていますので、夏は相当熱せられます。みなさんあっという間に出てきますね。胎内は気温が上がって危険ですから」と話します。

もちろん胎内にはクーラーや扇風機はありません。背中の上に開口部があるものの、それほど風が吹き抜けることもないといいます。湿度も上がり、サウナのような状態になるそうです。

高徳院は、大仏の胎内拝観をしたい方は「9月以降に」と呼びかけています。

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